1週間ゲームジャム「フロー」に参加しました!
1週間ゲームジャムに参加しました。今回のお題は「フロー」でした。前回は参加していなかったので、2ヶ月ぶりの参加です。
Unity 1週間ゲームジャム | ゲーム投稿サイト unityroom - Unityのゲームをアップロードして公開しよう
制作したゲーム
「噂ノアノコ」というゲームを制作・投稿しました。可愛らしい少女が主人公のノベル系のゲームです。 今回も制作時の話を書き連ねていこうと思います。1週間のスケジュールはこんな感じでした。
- 月曜日:アイデア出し、ゲームの詳細化
- 火曜日:ビジュアルを詰める
- 水曜日:コーディング、画像素材作成、フォント選定
- 木曜日:コーディング、画像素材作成
- 金曜日:画像素材作成、音楽選定
- 土曜日:画像素材作成、タイトル決定
- 日曜日:コーディング、仕上げ
アイデア出し
まったり4,5時間ブレストしました。長い時間ブレストしただけあって、様々な案が出ました。「フロー」→「流れ」→「流す」と解釈し、「モノを流す」アイデアをたくさん出しました。
ウィルスを流す、人の心を流す・・・などなど色々な案が出ましたが、最終的に流すものは 「噂」 にしました。「噂」が最も盛り上がったテーマだったからです。
ゲームの詳細化
噂にも色々ありますが、今回は「怖い都市伝説」に限定しました。都市伝説は、多くの人に認知されればされるほど、存在感や信憑性が高まるという性質を持ちます。この性質から、「怪異的な存在が自身の噂がたくさん流れるように仕向けて、存在感を増していく=自身の力を強めていく」というのをゲームコンセプトとしました。
ただ、主人公の噂を流すだけでは少し張り合いがないので、すでにある「怖い都市伝説」と競り合う形式にしました。
ジャンルは、ノベルゲーム風で進めることにしました。ノベルゲームをプレイしたことがほとんどなく不安でしたが、良い機会なので挑戦してみました。
ビジュアルを詰める
地図画面
最初のデザイン案は以下です。こうして見てみると色が多めで結構ポップな印象を受けますね。地図が表示されている枠はブラウン管テレビをイメージした見た目になっています。
その後、色をできるだけ排除し、モノクロ調に変更しました。これが現行verです。
モノクロ調に変更することで、かな〜り雰囲気が出ました。ブラウン管テレビをイメージした枠に非常に合っていますし、怖い都市伝説が醸し出す昭和感・レトロ感にもすごくマッチしています。
詳細画面
詳細画面はこんな感じでした。それぞれの都市伝説の噂の強さがバーで色別に表示されています。それぞれの都市伝説の比率はわかりやすいのですが、「人々が噂している様子」があまり感じられません。
その後、「人々が噂している様子」がより表現されるように変更しました。また、和の雰囲気作りのためにアクション名から「ポルターガイスト」などの横文字を排除しました。日にちの数字を漢数字に変更したりもしています。
作り込んでいく
ビジュアルが決まったので、デザイナーとプログラマーで作業分担してゴリゴリ作っていきました。
フォント選定
フォントは以下のページから選びました。「JFドットk12x10」 を採用しました。
音楽選定
またまたPANICPUMPKIN様 のすばらしいBGMとSEを使用させていただきました!ダークな雰囲気の曲も用意されていて最高すぎます。
フェイクを仕込む
スタートメニューはかわいいムードにして、ゲームが始まると暗いムードにパッと切り替えるようにしました。タイトルにも怖い印象を直接的に与えるような単語を入れていません。サムネは一見すると可愛い少女がたたずんでいるだけですが、じっと見ているとノイズが入るという演出をしています。
これらのフェイクを入れることで、少女が持つ底知れぬ不気味さを表現してみました。
隠し要素を入れる
6つの場所を少女の噂で満たした状態で7日目を終えた場合のみ、少女の1枚絵が見られるようにしました!おどろおどろしい少女の1枚絵です。
さいごに
ノベル風のゲームは1プレイに少し時間がかかるので、あまりプレイしてもらえないのではないかと心配でした。
最後までプレイしてくださった方がいたようで非常に嬉しいです。ゲームを作る上で雰囲気作りは非常に大事にしており、その点についてコメントいただけたことも嬉しいです。
今作も過去2作と同様、作りきれなかった部分があります。いつもはUnity1Weekに投稿したことで満足して放置してしまうのですが、今回は満足いくまで作り込んでいこうと考えています。スマホ版でのリリースも検討しています!
このゲームを遊んでくださったみなさま、そして、主催者のnaichiさん、本当にありがとうございました!
感想
デザイナー
- 都市伝説というテーマからイメージが固めやすかった。ビジュアルの完成度としては満足のいくものができたと思う。
- 演出面を詰められなかったのが残念。ホラーの難しさ。
- もっと面白くできる可能性を凄く感じているので、さらにゲーム性を高めてやり応えのあるものにしていきたい。
プログラマー
- 1週間ゲームジャムに何度か参加したことで、短い期間で最低限のものを作る術を身につけられたように感じる。
- 一方で、演出面やエフェクトなどをいつも後回しにしてしまうので、バージョンアップを通して勉強していきたいと考えている。
- 時間の都合で使えなかった以下のアセットを使ってみようと考えています。
- VHS Pro:ブラウン管風グラフィック効果を再現するアセット
- Typeface Animator:テキストをアニメーションさせるアセット
- 時間の都合で使えなかった以下のアセットを使ってみようと考えています。